よくあるご質問

よくあるご質問

Q

痰のない咳が2, 3週間続くのですが…

A

痰のない咳は喉から肺に通じている空気の通り道に、何らか異常があり刺激を受けることによって発生し、咳が出ること自体を治療することが必要になります。つまり、咳止めの薬が必要になります。
今までは脳内の延髄にある咳中枢を抑えて咳を治療するしかありませんでしたが、現在は咳が出る原因ごとに違った薬を使用して治療しますので、まず検査を受けて頂いて、咳の原因を調べる必要があります。なぜなら通常の咳止めで効き目がないことが多いためです。1回咳をするたびに約2キロカロリー消費すると言われており、1日中咳が続くと約1000キロカロリー以上消費することになり、体が弱ってきます。咳は思っている以上に体力消耗をしますので、睡眠と食事による充分な休養と栄養を摂って下さい。

Q

痰のない咳が出るのは、どんな病気が考えられますか?

A

感染症では、百日せき菌、クラミジア、マイコプラズマなどに代表される気管支炎があり、2か月くらい咳が続く時があります。2か月以上続く痰のない咳(からせき)には、アトピー咳嗽(がいそう)、咳喘息、高血圧を抑える薬の一種であるACE阻害薬による副作用、アレルギー性鼻炎に伴うも の、胃食道逆流症、またごく稀ですが、心因性、肺がん、間質性肺炎、気管支がんの咳であることもあります。

Q

痰に血が混じっているのですが…

A

口から痰と一緒に出血した場合、気管支などの気道から出血している可能性が高いです。また、食べ物を戻してしまう様な場合には、吐血といい、胃や食道からの出血の可能性があります。気道から出血の場合、多少の量であれば、通常、咳をした時に一緒に痰も出てきます。血痰と呼ばれますが、血痰と判断された場合、いくつかの病気が原因と考えられます。
肺がん、肺結核、肺炎、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、慢性気管支炎、血管炎、肺梗塞等が上げられます。その他、血液を固まりにくくする抗凝固薬を飲まれている方は特に発症しやすいと考えられています。

Q

坂道や階段を登る時、息が切れるのですが…

A

息切れになる主な疾患としては呼吸器疾患、神経筋疾患、精神的疾患、血液疾患、心疾患など種類があります。 これらの鑑別は、臨床症状(息切れは突然発生したのか、徐々に起こってきたのか、咳やたん、胸痛などの他の症状はどうかなど)、また肺活量の検査、心電図、胸部エックス線、動脈血ガス分析、血液検査などを参考にして行われます。 肺や骨格、呼吸するための筋肉などに原因があると考えられます。肺が原因である代表的な疾患としては喫煙などにより起こる肺気腫や慢性気管支炎(二つまとめてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれます)があります。
一方、血液疾患(貧血など)では(2)が障害されることで息切れを生じます。心疾患は (1)、(2)いずれも侵すことがあり“息切れ”を起こす重要な疾患です。また、(1)、(2)ともに異常がないのに“息切れ”や“呼吸困難感”を強く訴 える場合には、筋力が低下するような神経や筋肉の疾患や不安などの精神的な要因であることも考えられます。

Q

夜、いびきをかくのですが…やはり病気でしょうか。

A

いびきをかくそもそもの原因は、咽頭(のど)の幅が狭まって、息を吸い込んだ時に狭くなったところに空気が通っていくため、喉が振えて音が出ます。 特に睡眠状態になると、喉の部分を支えている筋肉が緩んでしまうため、よけい咽頭が狭まってしまいます。元々日本人は、顎骨が小さく、過度な飲酒や睡眠薬、肥満体質によっていびきが出やすくなっています。また、幼児は一般的にいびきをかくことはまずなく、年をとればとるほどいびきが出易くなります。いびきを発生させる病気としては、扁桃腺(へんとうせん)が腫れた場合やのどちんこ(口蓋垂)が通常より大きい場合、風邪や鼻炎などで鼻づまりの状態、鼻の骨が曲がった状態、過剰な肥満、睡眠時無呼吸症候群などがあります。
本人は寝ている状態なので気がつくことはありませんが、見た目は熟睡しているようでも睡眠状態が安定していないため、睡眠不足になってしまいます。ですので、慢性的ないびきは望ましいとはいえません。

Q

寝ている時に呼吸が止まっているといわれるのですが…

A

寝ている時に10秒以上呼吸が止まることを睡眠時無呼吸と呼びます。睡眠時無呼吸状態と正常呼吸の中間に、酸素が薄い状態になる睡眠時低呼吸状態というのもあります。ただ睡眠時間1時間につき、5回未満の無呼吸・低呼吸状態は正常範囲と言ってよいでしょう。

Q

睡眠時無呼吸になる原因はなんですか?

A

睡眠時無呼吸症候群には分類として閉塞型と中枢型というのがあります。
治療を必要とする閉塞型睡眠時無呼吸は大きいいびき(呼吸努力)を伴う人が大半を占めます。 眠りに入ると気道(空気の通り道)を広げている筋肉は緩み、空気を吸うときに起こる圧力で気道が閉まり易くなります。
従って、肥満体質や扁桃肥大などがあり、起きている状態でも気道が狭い人は閉塞型無呼吸を起こしやすくなります。また、日本人などの東アジア系の国の人々は下顎が小さく、 顔の骨格が閉塞型無呼吸を引き起こしやすい骨格なのです。睡眠時無呼吸症候群には睡眠時無呼吸・低呼吸状態の時にいびきを伴わない、無呼吸中に呼吸が止まっている中枢性無呼吸というのがあります。この種の無呼吸は、中・重度の心不全、または脳卒中になった後などの脳疾患の方などに見受けられるケースが多い無呼吸です。
この中枢型無呼吸には無呼吸の後に、小さい呼吸が始まり、徐々に大きくなりまた小さくなり、無呼吸となるといった周期的な呼吸をするチェーン・ストークス呼吸というものがあります。

Q

呼吸、いびきが止まること以外にどのような症状が考えられますか?

A

閉塞型睡眠時無呼吸から再び呼吸をする前に脳波上は短い期間で覚醒することが多いためか、昼間に極度な眠気を催す方が多くいらっしゃいます。ただし、睡眠不足でも日中に極度に眠くなることに注意すべきです。
アメリカでは、原因が明らかになっている高血圧の発症原因の一つに睡眠時無呼吸が挙げられているように、高血圧と合併される例が多く見受けられます。その他に、夜間の尿意、起床時のだるさ、寝相が悪いなどがみられることが特に多い症状です。

Q

時々息が苦しくなり、息が「ゼーゼー」とするのが分かります。どんな病気なのですか?

A

基本的には、「ゼーゼー」という病気で多く見受けられるのは、気管支喘息であることがほとんどです。喘息は、発作が起きると、気管や気管支の幅が狭まります。そのため、息を吐くときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった笛が吹くような音が聞こえます。具合がひどくなると、聴診器で聞かなくでも、患者さんに近づいただけで音が聞こえることがあります。
また、喫煙を長期間されている方が、歩いたり、ちょっとスポーツをしてみたりした際に「ゼーゼー」いう事があります。このようなケースは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気の可能性を考慮しなければなりません。

Q

上記のような症状になればどうすればよいでしょうか。

A

「ゼーゼー」という場合には、できる限り早く医療機関を受診されることをお勧めします。結局、何が原因で「ゼーゼー」というのかは、医師の診察が必要になります。その「ゼーゼー」というのが息を吸いこむ時に聞こえてくるのか、息を吐きだす時に聞こえてくるのか、身体のどの部分で「ゼーゼー」が強いのかなどで原因となる疾患は違ってきます。 また、「ゼーゼー」が発症する周期や何をすると悪化するのか、食べ物や薬を飲んだ後に生じたのかなど、御本人からの情報がとても重要になります。突然「ゼーゼー」いいだして、息が苦しい場合には、緊急である場合が多い(ぜんそくの重症発作など)ので、状況によっては救急車を呼び、 診察を受けて下さい。

Q

禁煙するにはどうすればよいですか?

A

まずは「ニコチン依存症」であるということを認識してください。ニコチン依存症であることが煙草を吸いたくさせます。
喫煙習慣はその人個人で片付けられるような簡単なことではなく、「依存症」として捉えることがとても重要となります。煙草の煙に含まれている ニコチンは、セロトニンやドーパミンといった脳にある神経伝達物質を放出し、眠気をとり、気分をスッキリさせることができます。
ニコチンが切れ始めると苛立ちやだるさが強くなり、煙草を我慢できなくなります。ニコチンからくる禁断症状です。
ただ、ニコチン依存症は「再発しやすいものではあるが、何度も継続して治療することにより完治可能な慢性疾患」ですので、治癒可能な病気と考えて下さい。
重度のニコチン依存症であるかの簡単な見分け方は、
1. 1日に煙草を吸う本数が26本以上である
2. かつ朝起きてから30分以内に喫煙する

Q

禁煙する具体的な方法はありますか?

A

ニコチン依存症である方は、こうなっては気力だけで煙草を止めることは非常に難しく、禁煙治療が必要です。禁煙治療の核となるのはニコチン代替療法といい、ニコチンパッチやガムによって血液中にあるニコチンを補充し、煙草を吸いたいという欲求を軽くすることができます。
禁煙補助薬は一定期間で処方は止め、最終的には自力で禁煙を目指していきます。また、特殊な器具を使って呼気内の一酸化炭素(CO)濃度を計測し、ニコチン摂取量もモニタリングします。一酸化炭素は煙草に含有している主な物質で、一酸化炭素の濃度を測ることにより、禁煙の進捗具合を客観的に見ることが出来ます。

Q

禁煙治療は保険でできますか?

A

禁煙治療は、2006年からある一定の条件のもとで保険適応し、認知され拡大しつつあります。禁煙には「七転び八起き」の精神が必要となります。たとえ失敗したとしても諦めずにチャレンジしてみて下さい。
身内や知人など周りの方々にも協力をお願いしましょう。禁煙したくても自分の意志だけではどうすることもできず、本当に禁煙をしたい方は、病院の外来で行っている禁煙治療を受診し専門的な治療を受けられることをお勧め致します。当院でも禁煙治療を行っておりますので、是非お気軽にご相談ください。

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