設備をそろえた理由など
当クリニックの院長・榊原と理事長・佐々木は,長年に渡り大学病院で呼吸器疾患の診療に当たってきましたが,その経験から,この領域の診療の質と患者さんの利便性を高めるためには,以下の3点を備えた地域の診療所との連携が必要と考えていました。
大学病院と並ぶ専門性の高い外来診療を,夕方や土曜日にも受診が可能な診療所
専門性を備えた上で在宅医療まで可能な地域の診療所
入院施設をもつ専門病院との連携の下,重症だが安定期にある呼吸器疾患の患者さんを受け入れ,必要な時には迅速かつ的確に専門病院への転送ができる診療所
当クリニックは,上記の3点を備えた専門性の高い診療所として開設しましたが,もちろん高血圧や糖尿病,高脂血症などの慢性疾患の診療も行います。大学病院や基幹病院と連携して最高レベルの医療と診療所としてのフットワークを生かした患者さんに寄り添った医療を提供します。
それぞれの設備の簡単な紹介
レントゲン
肺がん、結核、喘息などの肺の病気をレントゲンにて確認します。
心電図
心臓機能や不整脈の不調を診断し、生活習慣病の予防に備えます。
ホルター心電図
装置を24時間、体に装着して行う心電図です。
血算CRP
普通の内科医院では、その場で検査することは難しいですが、当院では検査装置を完備しております。肺炎の原因でもある白血球の状態を検査します。
迅速血液検査
15分ほどの採血にて、ヘモグロビンHbA1cと血糖値の値を検査します。
糖尿病検査(血糖HbA1c)
糖尿病は多くの合併症を引き起こします。受診時に血糖とヘモグロビンA1c値(血糖の平均値)を検査し、その場で糖尿病の状態を知ることができます。その結果から、今後のコントロール方針が決定されます。
精密肺機能検査システム
精密肺機能検査システムとは、総肺気量、残気量、肺拡散機能を検査できるシステムで、間質性肺炎、肺気腫の診断、治療に欠かせないシステムです。
総合呼吸抵抗測定装置(モストグラフ)
安静呼吸で呼吸抵抗(呼吸のしにくさを表す指標)を短時間で測定できる装置です。
16列マルチスライスCTシステム
CTとは、身体に色々な角度からX線をあてて、輪切りにした断面の画像をコンピュータに展開する装置のことです。肺がんなどの病気の早期での発見が可能です。
呼気一酸化窒素濃度測定
喘息かどうかを見分ける検査です。呼気に含まれる一酸化窒素濃度を測定します。
アレルギー検査
血液検査、パッチテストにて、アレルギー反応の検査を行います。
簡易夜間呼吸モニター検査
簡易的に睡眠時無呼吸症候群かを判別する検査です。詳しい検査はたかおかクリニックにて行っております。